伊藤 隆浩 Takahiro Ito

写真|伊藤 隆浩

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。
イタリア政府給費留学生としてボローニャ大学でオペラの台本について学ぶ。
2002年3月フンパーディング作曲「ヘンゼルとグレーテル」(福山市)で演出家としてデビュー。音楽とテキストの関係を重視する姿勢は「テキストと音楽の関係を視覚化する演出」として高い評価を受けている。
2006年2月には急遽来日できなくなったI・リコウスキーに代わり、F.ビオンディ指揮 エウローパ・ガランティ演奏によるヴィヴァルディ作曲「バヤゼット」を演出し、その公演を成功に導いた。
2010年2月のH・ニケ指揮 ル・コンセル・スピリチュアルとのパーセル作曲「アーサー王」では「レストレーション期の作品の特徴である猥雑さを見事に表現した演出」と英文学研究者から称賛される。
また同年12月の日本初演となったカヴァッリ作曲「ラ・カリスト」を成功に導いた手腕も、各方面より高く評価されている。
東京音楽大学専任講師。